こんばんは!
1月も今日で終わりですね。
今日は「水曜日のダウンタウン」のクロちゃんプロポーズ回についてです。皆さんチェック済みでしょうか?そして皆さんの周囲に「空気が読めない人(KY)」はいるでしょうか??
私は過去も現在もたくさんいて。現在もバケモノ級のKYに悩まされてます。とはいえ具体的にどんな人なのかと言われても、言葉だけでは説明し尽くせないし、場合によっては「そういうあなたがKYなんじゃないの?」などと誤解されかねない気がする……とも感じてきたのですが。
こないだの「水曜日のダウンタウン」で放送されたクロちゃんのプロポーズ回は、
私が出会ってきたKYな人々ってこういう感じなのよ!!!
と言えるものでした。
見逃し配信はこちら→水曜日のダウンタウン 新春クロちゃんリアル人生すごろく 後編
視聴の経緯と感想
最初私は放送を見るつもりはなかったのですが。放送後にSNSで話題になっていて、視聴者の皆さんのつぶやきがものすごく興味深い内容で。それで気になって見てみたらすごかったんですよね。
地球上の至る所にいる、KYな人々、そしてKYな人々に関わって苦しむ人々。この両者の姿が明確に描き出されていたという点で神回だと感じました。
プロポーズ当日の映像はもちろん、後日のスタジオでのやりとり、そして視聴者のSNSでの数々の実体験のつぶやき。ドラマや映画でもさすがに描き切れないのでは?と思うほどでした。
また、今回はプロポーズのシーンでしたが、人間関係の様々な場面で私が経験してきたことと重なりました。そしてKYな自分を自覚したり改善策を立てたい人々にとっては、教科書とも言える内容ではないかと感じました。
ちなみにこの放送をドラマとして捉えるなら、KYな人の役=クロちゃん、KYな人と関わって苦しむ人の役=リチさん、ということになりますね笑。そしてあのプロポーズのシーンだけでもとんでもなく疲弊する内容だったと思うので、お二人とも最後までよくやり切ったなとも思いました。
出てきたセリフと思ったこと~クロちゃん
KYに典型的なセリフとは
そしてこれまでKYな人々を見てきた中で「このセリフを言う人は確実にKY!」というのが個人的にあって。それをまさにクロちゃんも言っていたんですよね笑。そのセリフとは、
- 言ってくれれば良かったのに!
- 言ってくれなきゃわかるわけない!
といった類のものです。クロちゃんの発言は「それズルいよ!今言うのって」「言ってくれたら俺考えるじゃん!」「言ってよ言ってよ!!」「何で言ってくれないのそれ!!!」でした。
つまり「相手が言ってくれなかったのが悪い!」と相手のせいにする発言のことですね。
ネット上にも当然、この種のつぶやきはありました。
- 言わない方が悪い!
- 言わなきゃわからない!
- 伝わらないのは伝え方が悪いからだ!
私が言わない理由
しかし私はこれまでの人生でこんなセリフが浮かんだことはないですし、言わなくてもわかってくれると評価されたこともありますし、あのプロポーズのクロちゃんの立場だったとしても、こんなことは言おうと思わないなと。
それで、理由は何なのか考えてみたのですが、
・基本的に人にいちいち言われる前に自分で考えて行動するのが大人だと思っているから。何も言われないから何も問題がないわけではないし、他人に何かを指摘するってものすごくエネルギーが必要で簡単なことではないので、人を無駄に疲れさせないためにも言われる前に改善していく姿勢が必要。
・個人的に話しやすい人と話しにくい人はいて、話しやすい人には他の人とは話さないようなことまで話してしまって盛り上がったりするもの。ゆえにどんな理由であれ、言いたいことを我慢して限界に達してしまうような相手というのは相性が良いとは言えないし、相性って、こうすれば上手く行く!などとは違う次元のことだから。
・自分があのクロちゃんの立場だった場合、自分の方が遥かに年上で知名度もあって芸歴も長いので、普通に考えると、言いたいことが言いづらくなりがちなのは相手の方だと思う。ゆえに相手が言いたいことを言いやすい雰囲気を作れるように普段から行動したいし、相手が若くて経験や知識不足ゆえに困っているような場面ではサポートできるぐらいでないとダメだと思うから。
さらに、相手は単なる通行人などではなくて結婚を考えるほど大切な人。相手が我慢を重ねていたら浮かない表情をしていた瞬間があったはずで、そんなことにも気づけない自分は嫌だし、何か様子がおかしいなと思ったら「何かあったの?」と自分から声を掛ければいいだけのことだから。
大体こんな感じでしょうかね。
KYに典型的なセリフが正しいと仮定すると
ちなみに上記のKYに典型的な発言が正しいと仮定していろいろなことを考えてもみたのですが、やはりあちこちに矛盾が生じるんですよね。
例えば、学校で先生が宿題を出したとして。きちんと宿題をやって来る子とやって来ない子がいるってよくあることですよね?
その場合、上記の仮定どおりに考えると、やって来ない子がいるということは先生の説明がその子に伝わっていない、すなわち先生の伝え方が悪い!とも言えるはず。
しかし私たちは、人に指示されて内容を理解出来たら必ずやるかと言えば、決してそんなことはないですよね?宿題の内容を理解出来なくてやって来なかった子もいるでしょうが、理解出来ていてもやりたくない/面倒くさい/他にやることがあって時間がなかった/宿題の存在をうっかり忘れていた、といった理由でやって来ない子も存在するわけで。
そんな生徒のことまで先生の伝え方のせいにするのはお門違いもいいところで。そんなふうに普段から失礼なことばかり言っているから嫌われて捨てられるのでは?と思ってしまいます。
そしてこの場合の先生のように理不尽な評価で損することって多々あるからこそ、関わる人を選ぶことは重要!!という話にもなるんだと思います。
出てきたセリフと思ったこと~リチさん
それから、リチさんの、意見を言ってもすぐ否定されて言いづらいし言わなくなって我慢を重ねて限界になった発言は、まさに同感でしたね。
現在私の身近にいるバケモノ級のKYな人に対してもまさにその心境なんですよね。天気の話すら否定してきます。
天気の話なんて挨拶みたいなもので、
「今日はいいお天気ですね!」
「そうですね!」
ぐらいで終わらせればいいことじゃないですか??
しかしその人は的外れな理屈で天気の話に噛みついてきたので、
あー、めんどくさい!!!
と思い、関わる機会を最小限にする努力をしつつ、それ以降天気の話はしないようにも気を付けてます。
そして挨拶がわりの天気の話には噛みついてくる一方で、こちらがどんなに重要な話をしてもその話が好みの内容でない限り、無視/軽視/否定/却下/自分の都合の強要/不機嫌な態度、のいずれかで終わらせてくるんですよね。こちらから話をした場合だけでなく、むこうの質問に答えた場合でも同じです。
基本的に無視や否定だが、好みの話だけは拡大解釈しまくって毎回のように繰り返してくる。否定却下してきた内容でも、その次に会ったときには本人が何食わぬ顔でやっていたりする。
ゆえにまともに話を聞いていたらこちらの頭がおかしくなります。何も聞きたくないし何も話したくなくなります。
これで「言わない方が悪い」なんて冗談じゃない!!!
と思います。
KYな自分を改善したい人へ
人生でKYに出会い過ぎて、KY話は尽きないのですが笑。キリがないので最後に自分がKY(あるいはしょっちゅう人に嫌われる/去られる/捨てられる)で変わりたくて悩んでいる人に参考になりそうなことを少しだけ書いておきます。
対策1~自分の立場を踏まえて発言、行動する
ひとつは、その時その時の自分の立場を踏まえて発言、行動すること。KYとひと言で言ってもいろいろなタイプがありますが、これはKYな人々に共通して欠けている部分だと思うんですよね。
例えば、親と子の場合。親と子とではやるべきこと、やっていいことって違いますよね??
それで通常は、親になったら親としてやるべきこと・やっていいことを自然とやるようになっていくものですが。KYな人の場合、親がやっていいこと&やるべきこと、子がやっていいこと&やるべきことの中から、適宜自分に都合の良いことを選び出して、それをやってしまう傾向があると思うんですよね。
つまり、基本的には子どもの立場の方が責任も少なくて楽なので、子どもの立場でやっていいことをやってしまう。家事や育児を配偶者に押し付けて、自分は何もしなくてOK!またはたまに手伝うだけで偉いと思ってしまう。面倒な育児はしないが子どもと遊ぶだけなら楽しいのでしたりする。そして、自分の言うことを聞かせたい時は親の立場になって押さえつけたり、今の自分が簡単に出来るだけで子どもの頃には出来ていなかったことを、自分の子どもが出来ないのはおかしいと責めてしまったりする。
さらに、親であっても職場にいる時は、社外の人に対しては社員として、社内の人に対しては上司、同期、部下などとしてふさわしい振る舞いが、買い物に出かけた先では客としてふさわしい振る舞いが求められる。つまり、親なら親にふさわしい振る舞いをするだけではダメで、例えば子どもと買い物に出かけたときには親であり客であるといった複数の立場にふさわしい振る舞いをすることも必要になる。
すなわち、同じ自分でもしょっちゅう立場は変わるので、立場の変化に合わせてどんどん切り替えて行動していく意識が必要だということです。
対策2~親しくなっても相手への配慮を欠かさないようにする
ふたつめは、親しくなっても相手への配慮を欠かさないようにすること。快適な人間関係はお互いの配慮なしには決して成り立たないからです。
親しくなったら失礼なことを言ってもやっても許される!と勘違いして配慮を止めるというのもKYな人にありがちで。しかし、皆自分のことだけでもそれなりに忙しいのが人生ですからね。そういう中でも自分以外の誰かに配慮するというのは楽なことではないですし、それでも配慮するのは相手が大切な存在だから。
それなのに親しくなったからといってこれまでの配慮を一方的に止めてしまったら、相手は居心地悪くなるので、それで相手に捨てられても当たり前。配慮を止めたら自分は楽になれていいかもしれませんが、その分相手の負担が増えるからです。
いやいや、お互いに気を遣わずwin-winな関係だってあるでしょ!!!と言う人もいるかもしれません。しかしそれは決して簡単なことではなくバランス感覚が必要で、KYな人にはとんでもなくハードルが高いことなので、最初から諦めた方が良いと思います。
KYな人はもともと周囲に負担をかけている側の人間なので、自分が楽できる=その分の負担が相手にさらにかかる、と考えるくらいでちょうど良い。すなわち、相手にばかり負担がかかっていないか?自分は楽して相手に負担がかかることばかり要求していないか?本当に気を付けて過ごした方がいいと思います。
クロちゃんがリチさんの好きな服装や髪型を否定して、自分好みに変えさせていたのもまさに相手にばかり負担(好みでないスタイルでいるストレス、お金、時間、手間)がかかる行為でした。
対策3~今回の番組から参考にできること
そして、今回の番組を具体的に参考にするとすれば、クロちゃんがお相手にやっていたようなことをやらないように気を付けることも対策になると思います。
クロちゃんがやっていたこととは例えば、
- 上から目線で接する
- 相手が好きなものを否定する
- 意見や希望を言ってきたら否定する
- それで不満を言ってきたら、そのとき言ってくれればよかったのに!などと相手を責める
- 相手と話し合うときは、自分の都合やキモチをまくし立てて、話す隙を与えない
- 相手が不快に感じてしまうぐらい自分の仕事/金儲けに利用する
といったことです。
私が放送を見た限りでは、クロちゃんがリチさんを好きな気持ちは決して嘘ではないと感じましたが。クロちゃんがリチさんに実際やっていたことは私からすると、縁を切りたい相手にすべきことで。ゆえに「クロちゃんは私のことを好きじゃない!」と言われてしまったのもある意味当然のことだったと思います。悲しいすれ違いですよね。
それから、クロちゃんがリチさんの好きな服装や髪型を否定して、自分好みに変えさせていたと書きましたが。個人的には好みでない服装をしている人とは相性が良くないと思うので、最初からある程度自分好みの服装をしている人を探す、というのもある意味対策になる気がします。そうすれば、相手の好みを否定して揉めるリスクも減らせますよね。
ちなみに私の場合、好みでない服装の人と一緒にいるだけでも気分が下がるのを感じます。本物か偽物かに関わらずタトゥーが苦手な理由もまさにこれで。私にはタトゥーは闇にしか見えなくてどうしても気分が下がるんですよね……
皆さんはそんなことないでしょうか??
その他お気に入りの放送回
ちなみに今回以外で個人的にお気に入りのクロちゃん登場回は、東急インを寝ている間に移動する企画、目が覚めたら無人島にある自宅そっくりな部屋の中にいた企画、クロちゃんをSNSとリアルから同時に監視して、嘘のつぶやきをしたらすかさずクロちゃんのなりすましアカウントからリアルをつぶやく企画です笑。東急インのはサスペンスドラマのトリックでも時々見かけるような内容で楽しめました!
探偵に尾行させるとかプライベートを勝手に暴露するとか、他のタレントさんなら絶対NG!レベルの内容もあるので好みは分かれると思いますが。こちらの予想をはるかに超えてくる企画の壮大さと、そんな壮大かつ過酷な企画にも何だかんだで対応できてしまうクロちゃんのタフさは、やはり見どころだと思います。
では素敵な夜を!
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